中古スマホを買うのは危険?安全な理由と選び方の注意点を解説

新発売のスマホは高価になっており、10万円を超えるものや20万円を超える高額スマホも多くあります。

「新品にこだわらないのでお得にスマホを購入したい」という方におすすめなのが中古スマホです。

しかし、中古スマホに対して不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では中古スマホを買う際の注意点や安全な理由、選び方について解説します。

今回の記事でわかる事
  • 中古スマホは危険なのかを解説
  • 中古スマホの購入で気をつけたい注意点
  • 安心安全な中古スマホを見極めるポイント

また、おすすめの中古スマホ販売店もご紹介。

中古スマホが気になっている方や安心して購入したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

検査済みの中古スマホなら危険を回避できる

手に持ったiPhone

中古スマホを購入する際は、しっかりと検査されている端末を選ぶと安心です。

中古スマホを取り扱っている販売店は独自の検査基準を元に検査を行い、機種の状態を細かく公開しているため、トラブルなどの危険を回避しやすいでしょう。

個人が販売する端末は検品が不十分な場合もあるため、中古スマホは販売店で買うのがおすすめです。

特にリユースモバイル・ジャパンによる事業者認証ロゴマークのある販売店なら、端末の検査が正しく行われているので安心です。

リユースモバイル・ジャパン認定企業が安心

一般財団法人リユースモバイル・ジャパン(RMJ)は、消費者保護や行政との連携を目的に作られた業界団体です。

消費者が安心して中古スマホを購入できるよう、総務省と協力のうえで認証事業やガイドライン作りを行なっています。

RMJが行う「リユースモバイル事業者認証制度」は、安心して中古端末を購入できる事業者かどうか、販売店を審査する制度です。

事業者認証ロゴマークは審査を通過した事業者しか使えないので、そちらを目印に販売店を選ぶとよいでしょう。

総務省がオブザーバーを務める

事業者認証制度の審査には、総務省がオブザーバーとして参加しています。

審査員には総務省の研究会に属する有識者が選ばれているので、審査は公平中立です。

さらに審査基準となる「リユースモバイルガイドライン」を策定する検討会にも、総務省が立ち会っています。

そのためRMJの事業者認定制度は、信頼性の高い審査が可能となっています。

リユース事業大手が参画している

事業者認定制度を運営するRMJにはリユース事業大手が参画しており、業界全体の課題解決に努めています。

もともとRMJは、中古端末を扱う事業者8社が発起人企業として立ち上げた団体です。

現在は会員企業も増え、業界の質を高める制度作りに貢献しています。

業界の情報をふまえた認証事業の運営が可能となっています。

中古スマホの品質ガイドラインを定めている

RMJの審査基準である「リユースモバイルガイドライン」は、中古スマホに対する消費者の不安を取り除くためのルールです。

認定事業者は取り扱う中古スマホをSからJまでのランクに分類し、ランクごとの保証期間を明示することが義務付けられています。

ランクの分け方もガイドラインで定められているので、事業者によって基準が変わることはありません。

法令遵守や端末の取り扱い方法に関しても規定があるため、ユーザーが安心して中古スマホを購入できる基準としては十分です。

事業者認証制度によって安心して中古スマホを購入できる仕組み作り

RMJは事業者認証制度によって、消費者が安心して中古スマホを購入できる環境作りに努めています。

ここまで解説したとおり、事業者認証制度は中古スマホ販売店を選ぶうえで信頼性の高い制度です。

RMJの審査に通った事業者は、品質による端末のランク分けやそれに応じた保証制度などの規則を守っています。

中古スマホを購入する際には、リユースモバイル事業者認証のロゴマークがある販売店を選びましょう。

中古スマホの購入で気をつけたい注意点

注意点

中古スマホの購入で気をつけたい注意点は以下の通りです。 それぞれの注意点について詳しく解説します。

機種やバッテリーの寿命

中古スマホは、機種の状態や付属品の有無・バッテリーの寿命などによってランク付けされています。

例えば中古スマホを販売する「ReYuuストア」では5段階の商品ランクを設定しています。

ReYuuストアの中古スマホランク
  • Sランク:未使用品
  • Aランク:目立つ傷がなく非常にきれいな状態
  • Bランク:細かな傷・薄いかすり傷があり、使用感がある状態
  • Cランク:目立つ傷や擦り傷等があり、明らかな使用感がある状態
  • Jランク:目に見えてダメージがあり、激しい損傷または破損している状態

Sランクが、いちばん状態の良いスマホです。

ランクが低い中古スマホは比較的安く購入できますが、ダメージの状態によっては短い期間しか使えない可能性があるため注意が必要です。

またバッテリーの性能が80%を下回る端末や充電能力が低い端末は寿命が短いため、長く使うならバッテリー状態の良いスマホを選びましょう。

メーカー修理対象外やOSサポートの終了

発売から何年も経過している中古スマホは、新しい機種に比べて安く購入できるのが特徴です。

しかし、年数によっては既にメーカー修理対象外になっていたり、OSサポートが終了していたりする場合があります。

メーカー修理対象外の端末は故障した際に修理ができず、すぐに買い替えが必要になることがあるため注意が必要です。

また、OSサポートが終了しているとアプリが使えない・セキュリティに問題が発生するといったリスクがあるので、古すぎる端末はできるだけ避けましょう。

SIMロックの状態

中古スマホの中にはSIMロックがかかっている端末もあります。

SIMロックとは購入した携帯会社以外の回線が使えないようにするための機能です。

各キャリアでSIMロック解除はできますが、手続きの手間が発生しますし、来店手続きには手数料がかかる可能性があります。

なお、以下に当てはまる機種はSIMフリーの状態で販売されているため、SIMロックの心配はありません。

各キャリアのSIMフリー対応状況
  • ドコモ:2021年8月27日以降に発売された機種
  • au:2022年10月1日以降に購入した機種+iPhone13シリーズ ※2021年8月1日から9月30日までに購入した場合も順次解除
  • ソフトバンク:2021年5月12日以降に購入した機種 ※2021年4月14日以降に一括払いもしくはクレジットの分割で購入した機種も対象
  • 楽天モバイル:全機種

ウィルスなどのセキュリティ面

中古スマホ販売店では端末の状態を十分チェックしたうえで初期化を行っているため、ウイルス感染のリスクは低いです。

しかし、個人間の取引で購入した端末は正しく初期化されていないこともあるので、注意が必要です。

安心して中古スマホを使用するためには、端末の状態の確認や整備を徹底している中古スマホ販売店での購入をおすすめします。

ネットワーク利用制限の有無

中古スマホの中には「ネットワーク利用制限」がかかった端末(赤ロム)があります。

ネットワーク利用制限とは、不正に入手した端末や代金の未払いがある端末に対してキャリアがかける制限です。

ネットワーク利用制限がかかっている端末は、制限されたキャリア回線の通信ができません。

なお販売されている中古端末がネットワーク利用制限中かどうかは、各キャリアのサイトで確認可能です。

安心安全な中古スマホを見極めるポイント

安心安全な中古スマホを見極めるポイントは以下の通りです。 それぞれのポイントについて詳しく解説します。

リユースモバイル認証制度の事業者

中古スマホの購入先を選ぶ際は、リユースモバイル事業者認証ロゴマークがあるか確認しましょう。

リユースモバイル事業者認証ロゴマークは、品質ガイドラインや法令を守り、審査を通過した企業のみが使用できます。

中古スマホを安心して購入できる事業者という証明なので、ロゴマークを目印として購入先を選ぶのがおすすめです。

検査済みの端末か確認

中古スマホを選ぶ時には、検査がしっかりと行われた端末かどうかを確認するようにしてください。

中古スマホ販売店は独自の検査基準を設けているため、どのような検査を実施しているかもチェックするとよいでしょう。

個人間の取引サイトでは検査が不十分な端末も販売されているため、気になることがあったら必ず相手に確認してから購入を検討してください。

機種の情報を確認

個人間の取引サイトに記載されている機種のスペックや機能などの情報は、間違っている可能性があります。

また中古スマホ販売店の記載情報も、細かい部分までは載っていない場合もあります。

そのため、商品ページに記載されている文章だけでなく、メーカーの公式サイトで正しい情報を必ず確認するようにしてください。

中古スマホの機種状態を確認

中古スマホの状態を確認するには、以下のポイントも大切です。
中古スマホの状態を確認するポイント
  • 傷の程度はどれくらいか →擦れも多いと目立つ場合があるので要注意
  • 破損はないか →大きな破損があると価格は安いが長く使えない可能性も
  • バッテリーの状態 →バッテリーが劣化していると交換や修理が必要になり、コストが高くつく場合も

中古スマホ販売店では機種の状態によってランク付けしていますが、ランクだけを見るのではなく、写真と照らし合わせて端末の状態を確認しましょう。

個人間の売買の場合は写真だけでわからない部分もあるため、気になることは事前に確認しておくとトラブルを防げます。

口コミや実績のある販売店を選ぶ

中古スマホ販売店を選ぶ際は、口コミや実績のある店舗を選ぶと安心です。

価格重視で探すと、実績や運営会社の表記がないサイトもあります。

口コミや実績がない店舗の売買は思わぬトラブルを招くことになりかねないため、注意しましょう。

検査済みの中古スマホを扱うおすすめ販売店

検査済みの中古スマホを扱うおすすめの販売店を4つ紹介します。
検査済みの中古スマホを扱うおすすめ販売店

安心して中古スマホを購入したい方はこれらの販売店から選ぶとよいでしょう。

それぞれの中古スマホ販売店の特徴を紹介します。

ReYuuストア

ReYuuストアは中古スマホを扱うオンラインショップで、リユースモバイル事業者認証制度発足後の1社目の認定を受けています。

高品質なスマホを多く取り扱っているのが特徴で、未使用品の取り扱いも多いため、状態の良い端末が欲しい方におすすめです。

また購入後に初期不良や不具合があった場合、最長1年間の保証がついているため、中古スマホに不安がある方も安心ではないでしょうか。

さらに万が一ネットワーク利用制限にかかってしまった場合、保証期間にかかわらず対応してくれる点も嬉しいポイントです。

ReYuuストアのおすすめポイント
  • 高品質なスマホのみの取り扱い&未使用品のスマホも多い
  • 全商品保証付きで安心して購入できる
  • ネットワーク利用制限も保証

ゲオ

ゲオは全国の店舗で買い取った中古スマホを販売しており、豊富な品揃えが特徴です。

オンラインはもちろん全国1,000店舗以上の実店舗でもサポートを受けられます。

リユースモバイル事業者認証制度に加盟しているので、端末の状態が分かりやすくランク分けされています。

ネットワーク利用制限の無期限保証や30日間の保証も付いており、安心して購入できます。

ゲオのおすすめポイント
  • 品揃えが豊富
  • 実店舗でもサポートを受けられる
  • ネットワーク利用制限は無期限保証

イオシス

イオシスは創業25年以上の老舗販売店で、入手困難な機種なども取り揃えている点が特徴です。

仕入れから検品、再商品化までを自社で完結させているので、人気機種も格安で購入可能です。

またリユースモバイル事業者認証制度に加盟しているため、端末の品質ランクに応じた保証が受けられます。

未使用品は6ヶ月保証で、万が一ネットワーク利用制限があった場合は永久保証となります。

イオシスのおすすめポイント
  • 25年以上の老舗販売店
  • 自社管理の徹底による格安販売
  • 未使用品は6ヶ月保証

ソフマップ

ソフマップは中古スマホをはじめ、パソコンや家電なども取り扱っている販売店です。

中古スマホは全品360°カメラで撮影されているので、細かい部分まで確認して納得のうえで購入できます。

商品到着日から10日以内であれば使用後でも返品できるため、「こんなはずじゃなかった」という後悔を減らせるでしょう。

リユースモバイル事業者認証制度に加盟しており、商品画像を見る前にランクで品質を大まかに絞り込めます。

ソフマップのおすすめポイント
  • 全商品を360°画像で確認できる
  • 最大68項目の品質チェック
  • 到着から10日以内なら使用後でも返品可能

安全な中古スマホなら販売店での購入がおすすめ

中古スマホは新品に比べて価格が安いため、購入を検討している方も多いと思います。

しかし、個人間の売買は不安がつきものです。

安心・安全な中古スマホを購入したいと考えているなら中古スマホ販売店での購入をおすすめします。

検査済みの中古スマホを扱うおすすめ販売店

販売店で取り扱っているスマホは数十項目にも及ぶ検査をクリアしているのに加え、保証サービスも充実しているため、購入後に不具合があった時でも安心です。

中古スマホの購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考に中古スマホ販売店を活用してみてはいかがでしょうか。