Apple Intelligenceが使える中古iPhoneはどれがおすすめ?機種選びを解説

この記事では、Appleの最新AI機能「Apple Intelligence」が使える中古iPhoneのおすすめ機種を紹介します。

iPhone買い替えは価格高騰もあり、中古iPhoneの需要が高まっています。

中古iPhoneを買うとしても、せっかくならApple Intelligenceを使ってみたい人も多いのではないでしょうか?

結論、中古のiPhone 15 Pro以降のモデルを購入すれば、安くApple Intelligence対応iPhoneが手に入ります。

この記事を参考に、あなたにピッタリのApple Intelligence対応iPhoneを購入してくださいね。

Apple Intelligenceを解説

Apple Intelligence

画像引用元:Apple Intelligence - Apple(日本)

Apple Intelligenceは、iPhoneやiPad、MacなどのApple製品に標準搭載されるApple独自のAI機能です。

文章作成のサポートや画像生成、Siriの機能向上など、日常的なスマホの使い勝手を大幅に向上してくれます。

Apple Intelligenceとは?

AIフォト

画像引用元:Apple Intelligence - Apple(日本)

Apple Intelligenceは、iPhoneなどのAppleデバイス上で多くの処理が行われるAI機能です。

ChatGPTなど多くのAIサービスは、原則としてインターネット上のサーバーにデータを送信して処理するため、人によっては個人情報漏洩が怖いと感じるようです。

一方で、Apple Intelligenceは基本的にデバイス上で処理が行われることで、他のAIより安心して利用できるのが大きなメリットです。

複雑な処理が必要な場合は、Appleが特別に用意した安全なサーバーで処理され、ユーザーデータの保存や外部に公開されたりすることはありません。

つまり、Apple Intelligenceはセキュリティ性能の高いAppleデバイス専用のAI機能と考えていいでしょう。

いまApple Intelligenceにできること

2025年10月現在、Apple Intelligenceでは、主に以下の機能が利用できます。

機能 概要
作文ツール 文章の要約・校正・書き直し
Image Playground 指示内容に沿ったオリジナル画像の生成
クリーンアップ 写真に写った不要なものの消去
メッセージ要約 メールやSMSを開く前に要約
ジェン文字 オリジナルの絵文字の作成
Siriの進化 より自然な会話や複雑な指示の理解
留守電文字起こし 留守電を聞かなくても内容がわかる
ビジュアルインテリジェンス 画面内やカメラを向けた対象の情報を調べる

メール本文やSNS投稿を考える、写真の余計な写り込みを削除するなど、Apple IntelligenceではiPhoneの普段使いがより便利になりますね。

Apple Intelligenceが使える中古iPhoneは15 Proから

iPhone15 Proシリーズ

画像引用元:iPhone 16 Pro vs iPhone 16 vs iPhone 15 Pro - Apple(日本)

続いて、中古iPhoneでApple Intelligenceが使える機種を紹介します。

Apple Intelligenceを利用するには高い処理性能を持つチップが必要なため、全てのiPhoneで使えるわけではありません。

2025年10月現在、Apple Intelligence対応の中古iPhoneは以下のとおりです。

iPhone 15 Pro|10万円前後から買える中古の狙い目モデル

iPhone15 Pro ブルーチタニウム

画像引用元:iPhone 16 Pro vs iPhone 16 vs iPhone 15 Pro - Apple(日本)

Apple Intelligenceが使える中古iPhoneを探しているなら、性能と価格のバランスが最も良いiPhone 15 Proが一番おすすめです。

iPhone 15 Proのスペック
iPhone 15 Proのスペック
画面サイズ 6.1インチ
本体サイズ 高さ:146.6mm
幅:70.6mm
厚さ:8.25mm
重さ 187 g
アウトカメラ メイン:4,800画素
超広角:1,200画素
望遠:1,200画素(3倍望遠)
インカメラ 1,200万画素

iPhone 16・17シリーズが登場したことで中古市場での価格もかなり下がり、安ければ10万円前後から状態の良い端末が見つかります。

A17 Pro搭載で処理能力も十分で、トリプルカメラで写真・動画撮影もバッチリです。

カメラコントロールは非搭載ですが、安くApple Intelligence対応iPhoneを買うなら、まずiPhone 15 Proを検討してください。

iPhone 15 Pro Max|大画面と長時間バッテリー搭載

iPhone15 Pro Max

画像引用元:iPhone 16 Pro vs iPhone 16 vs iPhone 15 Pro Max - Apple(日本)

動画編集やゲームなど、大画面の方がいいならiPhone 15 Pro Maxがおすすめです。

iPhone 15 Pro Maxのスペック
iPhone 15 Pro Maxのスペック
画面サイズ 6.7インチ
本体サイズ 高さ:159.9mm
幅:76.7mm
厚さ:8.25mm
重さ 221 g
アウトカメラ メイン:4,800画素
超広角:1,200画素
望遠:1,200画素(5倍望遠)
インカメラ 1,200万画素

iPhone 15 Proと同じA17 Proチップとトリプルカメラ搭載で、基本機能はiPhone 15 Proと同等です。

また、バッテリー持ちもiPhone15シリーズの中では最長なので、1日充電を気にせず使いたい人もiPhone15 Proが選択肢に入りますね。

iPhone 15 Proよりは中古価格が少し高くなりますが、大画面モデルが欲しいならiPhone 15 Proをチェックしてください。

iPhone 16|A18チップで高性能なスタンダードモデル

iPhone16

画像引用元:Apple (日本)

iPhone 16は1世代前のスタンダードモデルで、iPhone 17の登場で中古価格が少し下がりました。

iPhone 16のスペック
iPhone16 スペック
画面サイズ 6.1インチ
アウトカメラ
メイン
超広角
望遠
メイン:4,800画素
超広角:1,200画素
インカメラ 1,200画素
ストレージ 128GB
256GB
512GB
CPU A18チップ

iPhone 15 Proと比較すると、望遠カメラがない点や画面のリフレッシュレートで劣るものの、その他のスペックは概ね同程度と考えていいでしょう。

ただ、価格が10万円前後からと、中古iPhone 15 Proと同じ水準の相場になっています。

以上のことから、カメラコントロールが欲しいなら中古iPhone 16、トリプルカメラや120Hzディスプレイが欲しいなら中古iPhone 15 Proを選ぶといいでしょう。

iPhone 16 Plus|iPhone 16と同等性能の大画面モデル

iPhone16 Plus

画像引用元:Apple (日本)

iPhone 16 Plusは、iPhone 16と同性能のまま大画面になったモデルです。

iPhone 16 Plusのスペック
iPhone16 Plus スペック
画面サイズ 6.7インチ
アウトカメラ
メイン
超広角
望遠
メイン:4,800画素
超広角:1,200画素
インカメラ 1,200画素
ストレージ 128GB
256GB
512GB
CPU A18チップ

基本的な機能やカメラ性能はiPhone 16と全く同じですが、画面サイズが大きいことで動画やゲームへの没入感が大幅アップ。

また、バッテリー容量も増えているため、電池持ちもiPhone 16より優れています。

中古iPhone 16のバッテリー持ち持ちが気になるなら、iPhone 16 Plusも選択肢に入れていいでしょう。

iPhone 16 Pro|A18 Proチップ搭載の最高峰のパフォーマンス

iPhone16 Pro

画像引用元:Apple (日本)

ゲーム性能やカメラ性能を重視するなら、iPhone 16 Proがおすすめです。

iPhone 16 Proのスペック
iPhone16 Pro スペック
画面サイズ 6.3インチ
常時表示ディスプレイ
アウトカメラ
メイン
超広角
望遠
メイン:4,800画素
超広角:4,800画素
望遠:1,200画素(光学5倍望遠)
インカメラ 1,200画素
ストレージ 128GB
256GB
512GB
1TB
CPU A18 Proチップ

中古でも約13万円台〜とやや高めですが、AAAゲームも快適にプレイできる動作性能があります。

最新のiPhone 17 Proには手が出せないけどスペック重視なら、iPhone 17 Proがぴったりでしょう。

iPhone 16 Pro Max|大画面・最高峰性能の16シリーズ最上位モデル

iPhone16 Pro Max

画像引用元:Apple (日本)

スペック重視で大画面なiPhoneが欲しいなら、iPhone 16 Pro Maxがおすすめです。

iPhone 16 Pro Maxのスペック
iPhone16 Pro Max スペック
画面サイズ 6.9インチ
常時表示ディスプレイ
アウトカメラ
メイン
超広角
望遠
メイン:4,800画素
超広角:4,800画素
望遠:1,200画素(光学5倍望遠)
インカメラ 1,200画素
ストレージ 256GB
512GB
1TB
CPU A18 Proチップ

iPhone 16 Proと同じく最高峰の処理能力とカメラ性能で、画面サイズは6.9インチ。

バッテリー持ちもビデオ再生33時間とiPhone16シリーズの中で屈指の長さです。

中古でも16万円台からと値は張りますが、大画面モデルで性能重視ならiPhone 16 Pro Maxを選びましょう。

GoogleのGeminiとApple Intelligenceを比較

Gemini

画像引用元:Google Gemini

続いて、iPhoneのApple intelligenceとAndroidで使えるGeminiを比較します。

Apple Intelligenceはできることが限られる

Apple Intelligenceは、iPhone内のアプリ・情報との連携特化のため、人によっては「できることが少ない」と感じるかもしれません。

去年海で撮った写真を探す」「来週の予定どこが空いてる?」といった、iPhoneの中にある情報を元にした作業はほぼ完璧にやってくれます。

一方で、「最近流行りの曲を教えて」といった質問をしても、ウェブ検索の結果やChatGPTの回答になることが多くなります。

また、Image Playgroundで作った画像は、良くも悪もAppleっぽいテイストになりますね。

実用的な機能ではGoogleのGemini

メールなど文章の作成や画像生成など、一般的なAIの用途ではGeminiの方が優秀です。

文章作成はかなり長文でも作成してくれますし、画像も写真のようなリアルな画像からアニメ調の画像まで自由に作成できますね。

また、GeminiはGmailやGoogleドキュメント上でも利用可能で、事務作業の補助ツールとしても優秀です。

2025年10月現在は、Apple IntelligenceよりGeminiの方が実用的と考えていいでしょう。

Apple Intelligenceのよくある質問

最後に、Apple Intelligenceに関してよくある質問に回答します。

Apple Intelligenceの利用に料金はかかる?

Apple Intelligenceの利用に別途料金はかかりません。

対応するApple製品を持っていれば、OSの標準機能として誰でも無料で利用できます。

ただし、ChatGPTを有効にする場合、無料の範囲では利用できる回数に制限があります。

頻繁にChatGPTの回数制限に引っかかり有料版に登録するなら、月額20ドル必要です。

Apple Intelligenceはどの機種で使える?

iPhoneでは以下の機種で利用できます。

Apple Intelligenceが使えるiPhone
  • iPhone 15 Pro
  • iPhone 15 Pro Max
  • iPhone 16
  • iPhone 16 Plus
  • iPhone 16 Pro
  • iPhone 16 Pro Max
  • iPhone 17
  • iPhone Air
  • iPhone 17 Pro
  • iPhone 17 Pro Max

中古ではiPhone 15 ProモデルとiPhone 16シリーズを購入すればOKです。

日本語には対応している?

はい、Apple Intelligenceは日本語に完全対応しています。 Siriでの会話や文章作成など、全ての機能を日本語で利用できるので安心してください。

中古で購入したiPhoneでもApple Intelligenceは使える?

はい、中古iPhoneでもApple Intelligenceは利用できます。 新品・中古品に関係なく、先述の対応機種ならApple Intelligenceの全機能が使えます。

Apple IntelligenceをONにする方法は?

Apple Intelligenceは、iPhoneの設定アプリから有効化できます。

Apple IntelligenceをONにする手順
  • 設定アプリを開く
  • 「Apple IntelligenceとSiri」をタップ
  • 「Apple Intelligenceをオンにする」をタップ

ChatGPTとの連携とはどういうこと?

ChatGPTと連携することで、Siriが答えられないような複雑な質問や文章作成ができるようになります。

ChatGPTと連携する手順
  • 設定アプリを開く
  • 「Apple IntelligenceとSiri」をタップ
  • 「機能拡張」をタップ
  • 「ChatGPT」をタップ
  • 「設定」をタップ
  • 「ChatGPTを有効にする」または「アカウントでChatGPTを使用」をタップしてChatGPTにログイン

以上でChatGPTとの連携は完了です。

なお、ChatGPTを利用する際は、質問や指示した内容がChatGPT(Open AI社)に送信されます。

ChatGPT連携をオンにしたら、個人情報や仕事の機密情報を誤って送らないように注意して利用しましょう。

中古iPhoneを買うときに何に注意すればいい?

バッテリーの最大容量と、ネットワーク利用制限の状態をよく確認してください。

バッテリーは80〜85%以上、ネットワーク利用制限はできるだけ◯判定の端末を選ぶのがおすすめです。

なお、ネットワーク利用制限が△判定の場合、元々の所有者がキャリアの請求を滞納すると×判定になります。

ある日突然モバイル通信ができなくなる恐れがあるので、サブ端末がない人は極力○判定の中古iPhoneを買ったほうがいいでしょう。

中古iPhoneでもApple Intelligenceは利用可能!自分に合った1台を見つけよう

Apple Intelligence

画像引用元:Apple Intelligence - Apple(日本)

今回は、Apple Intelligenceが使える中古iPhoneを紹介しました。

中古iPhoneでApple Intelligence利用まとめ
  • Apple IntelligenceはApple独自のAI機能
  • 原則は端末で処理されるためセキュリティは優秀
  • 文章作成のサポートや画像生成などが可能
  • カメラや画面内を調べるビジュアルインテリジェンス機能が優秀
  • 利用料金がかからないOS標準機能
  • 対応機種はiPhone 15 Pro以降
  • 中古で一番のおすすめはiPhone 15 Pro
  • 予算があればiPhone 16シリーズもあり
  • AndroidのGeminiとは得意なことが違う
  • 対応機種なら中古でも使える!

Apple Intelligenceを使うなら、中古iPhoneでもOKです。

中古iPhoneを購入する際は、バッテリーの状態やネットワーク利用制限をしっかり確認して購入してくださいね。