iPhoneはそれぞれの機種に複数のストレージ容量が用意されていますが、どの容量を選ぶべきか迷ったことがある方もいるのではないでしょうか。
この記事では、iPhoneの容量別の紹介や容量選びで失敗しないためにはどうすれば良いのかについて解説します。
あわせて、iPhoneを取り扱う中古スマホ販売店も紹介するので、iPhoneの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
iPhoneの容量とストレージの基本知識

iPhoneの容量はストレージとも呼ばれており、本体に動画や画像、アプリなどを保存できる範囲を示します。
iPhoneのストレージは64GB、128GB、256GB、512GB、1TB、2TBなどがあり、容量が増えれば増えるほど価格が高くなる傾向にあります。
現在は128GBまたは256GB以上が主流で、64GBはiPhone SE(第3世代)を最後に出ていません。
そのため、求める容量によっては新品だけでなく、中古スマホの購入を検討するのがおすすめです。
iPhoneの容量別の特徴と向いている人

iPhoneの容量別に、特徴や向いている人について解説します。
詳しく見ていきましょう。
64GB:ライトユーザー・サブ機向け
64GBはiPhoneが扱っているストレージの中でも最小容量で、電話やメール、SNSを使うだけなどライトユーザーの方に充分な容量です。
また、64GBは他の容量と比べて価格が安く経済的なので、2台目などサブ機種用に購入するのもおすすめです。
一方で、アプリをたくさんインストールしたり、写真や動画を多く保存したりすると、すぐにストレージが足りなくなる恐れがあります。
64GBは用途が限られてしまうのがネックなので、必要最低限を求める方やコストを重視したい方、クラウドストレージの利用を視野に入れている方に適しているでしょう。
128GB:写真やアプリが多めの人に最適
写真やアプリをある程度多めに保存しつつ、普段使いをしたい場合は128GBが適しています。
128GBは写真や動画、音楽、SNSや軽いゲームなどのアプリを保存しても、普段使いの操作に問題ない充分な空き容量を確保できます。
iPhone13からiPhone16eまでの最小容量は128GBなので、できるだけ価格を抑えつつ充分なストレージを確保したい方にもおすすめです。
容量が大きなゲームアプリをインストールしたり、高画質な写真・動画をたくさん保存したい場合は、クラウドストレージと併用することでより快適になるでしょう。
256GB:ゲームや動画をよく利用する人におすすめ
256GBはゲームや動画をよく使うなど、普段使いでiPhoneを利用している方にとってかなり余裕のあるストレージです。
以前の機種での撮影分も含めて画像や動画を保存したい方や、大容量のゲームアプリを複数インストールしたい方、その上で快適にSNSやメッセージなどの操作をしたい方に向いているでしょう。
セキュリティ面などでクラウドストレージを使うことに抵抗がある方や、空き容量を増やすためのデータ整理が面倒な方にも適しています。
512GB・1TB:プロ用途や動画編集向け
映画やドラマなどの高画質・長時間の動画を保存したい方や、動画を編集しネットに投稿するなどプロ向けの用途でiPhoneを使う方は512GBまたは1TBがおすすめです。
例えば512GBであれば、2GBの動画を約250本保存できる計算となり、外出先などオフライン再生でドラマや映画を楽しみたい方に適しています。
1TBであれば動画編集など大容量のデータを保存しても容量には困らないので、ストレージを気にせず自分の好きなことをiPhoneで楽しみたい方にぴったりでしょう。
ただし、512GBや1TBは容量が多く価格も高いため、自分の用途に本当に必要かどうかしっかりと見極めて購入することをおすすめします。
2TB:長時間の4K動画撮影や大容量アプリを多用するクリエイター向け
4K動画を長時間撮影したり大容量アプリをたくさん使ったりするクリエイターの方には、2TBが適しているでしょう。
iPhone17 Pro Maxで初登場した2TBモデルは、大容量のアプリインストールや長時間動画の撮影・編集など、基本的にストレージの容量をほぼ気にせずに利用できます。
多様な使い方で楽しめる一方、iPhone17 Pro Max 2TBは329,800円と高額な機種で、256GBの194,800円よりも約10万円ほど高いです。
本当に2TBが必要なのかどうか、購入前に自分の用途を振り返り判断することをおすすめします。
iPhoneの容量選びで失敗しないためのチェックポイント
iPhoneの容量選びで失敗しないためのポイントについて見ていきましょう。
詳しく解説します。
写真・動画の保存量を見積もる
まず、現在の写真や動画の保存量を見積もり、どの程度ストレージを利用しているか確認をします。
AndroidもiPhoneもホーム画面から「設定」にアクセスし、「一般」や「ストレージ」を選択すると現在の使用量をチェックできます。
写真と動画の使用量がGBで表示されるので、明確な数値でどの程度ストレージを消費しているのか把握することが可能です。
古い機種の写真や動画を新しいiPhone本体に保存するかどうかによって、選ぶべきストレージ容量が異なるでしょう。
アプリやゲームのインストール状況
アプリやゲームなどのインストール状況を確認し、どの程度ストレージを使用しているのか確認することも大切です。
アプリやゲームもホーム画面から「設定」にアクセスし、「一般」や「ストレージ」を選択すると現在の使用量を確認できます。
この時に不要なアプリが残っている場合はアンインストールし、必要なアプリをすべて入れた場合のストレージ使用量をチェックしましょう。
写真や動画の使用量もふまえて、全体的にどれほどの容量が必要か把握することで、自分に合ったストレージを知ることができます。
クラウドストレージ(iCloudなど)の活用を考える
できるだけiPhoneを安く購入したいなど、ストレージ容量を節約したい場合は、クラウドストレージの利用を検討することもおすすめします。
iCloudなどのクラウドストレージでは、サーバー上に写真や動画などのデータを保存できるため、本体の容量を消費することがありません。
iCloudは5GBまで無料で使うことができ、有料の場合は50GB月額150円から最大12TB月額9,000円まで拡張できます。
iPhoneの容量では足りない、または購入コストを抑えたい場合は、ぜひクラウドストレージを利用してみてください。
iPhoneが容量不足になったときの対処法
iPhoneが容量不足になったときの対処法は以下の通りです。
それぞれの対処法について、詳しく解説します。
不要なアプリやデータを削除する
はじめに、不要なアプリやデータの削除をしましょう。
ホーム画面から「設定」を開き、「一般」から「iPhoneストレージ」にアクセスすると、コンテンツごとにストレージの使用量をチェックできます。
スクロールするとアプリごとの容量も表示されるので、どのアプリでどの程度ストレージを圧迫しているのかも確認できます。
不要なアプリやデータがある場合は、削除して空き容量を増やしてみてください。
iCloudや外部ストレージに移行する
iCloudや外部ストレージにデータを移行することで、本体容量の空きを増やすことが可能です。
iPhoneはSDカードに対応していないため、iCloudやGoogle、USBメモリなどの外部ストレージを利用する必要があります。
iPhoneを今後も使っていくのであれば、Apple IDでログインするだけで簡単にデータの移行ができるiCloudがおすすめです。
バックアップを活用してデータ整理
データのバックアップをしておくことで、iPhone本体に保存されているデータを整理するのもおすすめです。
iPhoneではiCloudの自動バックアップや、パソコンとUSBケーブルで接続しiTunesアプリでバックアップする方法が利用できます。
iCloudやパソコンなど外部にデータをコピーして保管できるので、iPhone本体でデータの削除をしても問題ありません。
万が一誤って必要なデータを削除したときに復元ができる点も、バックアップの大きなメリットです。
iPhoneの容量別のおすすめ購入モデル

どのiPhoneがおすすめなのか容量別に紹介します。
詳しく見ていきましょう。
ライトユーザー向け:iPhone SEや128GBモデル
ライトユーザーの方には、iPhone SE(第3世代)の64GBモデルやiPhone16eの128GBモデルなどがおすすめです。
- iPhone SE(第3世代)の64GBモデル
- iPhone16eの128GBモデル
- iPhone16の128GBモデル
iPhone SE(第3世代)は64GBモデルがある貴重な機種で、必要最低限の用途でiPhoneを使いたい方に向いています。
iPhone SE(第3世代)は価格が安い一方で在庫がかなり少なくなっているため、中古スマホの購入を検討すると良いでしょう。
iPhone16eはiPhone SE(第3世代)の次に発売された廉価モデルで、128GBモデルを他の機種より安い価格で購入できます。
ストレージの容量は少なめで問題ないが動作性能を重視したい方は、iPhone16の128GBが適しているでしょう。
写真・動画を楽しむ人向け:iPhone15/16シリーズ 256GB
写真や動画を楽しみ、本体にデータをたくさん保存したい方は、iPhone15やiPhone16の256GBモデルがおすすめです。
- iPhone16の256GBモデル
- iPhone15の256GBモデル
- iPhone16eの256GBモデル
- iPhone17の256GBモデル
型落ちモデルのiPhone16やiPhone15は中古でも多く扱われており、コストを抑えて256GBモデルを購入できる点が大きな魅力です。
動作性能に大きなこだわりがなく、コストを抑えて新品のiPhoneを購入したい方はiPhone16eの256GBモデルが適しています。
より高性能なカメラで写真や動画を撮影したいなど、スペックにこだわりがある方はiPhone17 256GBも選択肢に入りますが、価格がネックとなります。
ヘビーユーザー・クリエイター向け:Proシリーズ 512GB以上
ヘビーユーザーやクリエイターの方には、Proシリーズの512GB以上のモデルがおすすめです。
- iPhone16 Proの512GB以上
- iPhone16 Pro Maxの512GB以上
- iPhone17 Proの512GB以上
- iPhone17 Pro Maxの512GB以上
Proシリーズのストレージ容量は256GB~2TB(2TBはiPhone17 Pro Maxのみ)と多く、大容量のアプリやデータを保存したい方に適しています。
ProとPro Maxではディスプレイのサイズが異なるので、大画面で作業をしたい方はPro Maxを選ぶと良いでしょう。
iPhone16 ProとiPhone16 Pro Maxは新品の在庫は少ないですが、中古品の取り扱いが多くコストを抑えて購入できます。
より高い動作性能やカメラ性能、2TBの大容量ストレージを求めるなら、iPhone17 ProとiPhone17 Pro Maxの購入を検討しましょう。
iPhoneの取り扱いがあるおすすめ中古スマホ販売店
iPhoneの取り扱いがあるおすすめの中古スマホ販売店を3社紹介します。
iPhoneは最新モデルが発売されると、型落ちモデルの在庫が少なくなる傾向にあるため、中古iPhoneの購入を検討するのがおすすめです。
それぞれの中古スマホ販売店の特徴について解説するので、ぜひチェックしてください。
ReYuuストア

ReYuuストアは中古iPhoneのラインナップが豊富で、高品質なApple認定整備済製品の取り扱いもあります。
- Apple認定整備済製品の取り扱いあり
- 20以上の検査項目をクリアした端末のみ販売
- バッテリー残量も明記
- 端末の状態に応じて最長1年間の保証期間
20以上の検査項目をクリアした端末のみ販売するなど、品質管理を徹底しているのもReYuuストアの魅力です。
製品ページにはバッテリー残量も表示されているので、バッテリーの持ちが気になる方も安心して購入できるでしょう。
端末の状態に応じて最長1年間の保証期間が設けられているため、購入後の不具合や初期不良にも対応できます。
ゲオオンラインストア

ゲオオンラインストアは中古品の販売でお馴染みの「ゲオ」のオンラインショップで、中古iPhoneも豊富に取り扱っています。
- 1ヶ月の保証期間
- 最長3年間の保証延長サービスあり
- 全国1,000店舗以上を展開
- 実店舗で実物の確認も可能
最長1ヶ月間の保証期間が設けられており、有料で保証を延長できるサービスも利用可能です。
赤ロム(ネットワーク利用制限)保証は無期限なので、急にiPhoneが使えなくなったときにも安心です。
ゲオの店舗は全国に1,000店舗以上展開されており、店舗ではiPhoneの実物を確認することもできます。
イオシス

イオシスは中古スマホ販売店の中でも知名度が高く、創業25年以上の実績を持つ老舗です。
- 取り扱い機種が豊富
- iPhoneも8,000台以上の在庫あり
- 最長6ヶ月間の保証期間
- 有料で保証の延長も可能
イオシスは取り扱い機種が豊富で、iPhoneも8,000台以上の在庫があり、欲しい機種を購入しやすいのがメリットです。
最新モデルの中古品も早い段階で販売を始める傾向にあるため、最新モデルでできるだけコストを抑えたい方にも適しているでしょう。
端末の状態に応じて最長6ヶ月間の保証期間が設けられており、有料で保証期間を延長することも可能です。
まとめ:自分に合ったiPhone容量を選ぼう
iPhoneの容量の選び方やおすすめ機種について解説しました。
iPhoneのストレージは64GB~2TBと幅広い一方で、機種によっては選べない容量もあります。
ストレスなくiPhoneを使うには、自分の用途に合わせてどの程度の容量が必要か確認し、どの機種が適しているのか見極めることが大切です。
iPhone SE(第3世代)の64GBなど新品で購入するのが難しい機種は、中古スマホ販売店を利用することをおすすめします。